力について(中学校の復習)

1.力とは

力って何?

と聞かれて、パッと答えられる人はいますか?


力、ちから、英語では「Force(フォース)」です。映画スター・ウォーズを見たことのある人は、聞いたことありますよね。○ースベイダーが使うやつです。フォースを使うと、触れることなく物体を動かしたりできます。力って目で見えるものではなさそうですね。

では、少し視点を変えて、何らかの物体に力を加えてみるとどうなるでしょう。

以下の3つの例について考えてみよう。

①ゴムボールに力を加える

②重い荷物に力を加える(持ち上げて支えてみる)

③ドアに力を加える(ドアを開けてみる)

【結果】

①ゴムボールが変形した

②荷物が持ち上がって、支えられた

③ドアが開いた


まとめると、力は「①物体を変形させる、②物体を支える、③物体を動かす(速さや運動の向きを変える)」ようなものであることが考えられます。

目で見えないので、力を加えた結果から考えてみました。


では、どんな種類の力があるのでしょうか。

物体を押す力、バネの弾性力、垂直抗力、摩擦力などなど、中学校で習ったものはこれくらいですか?詳しくは1年生物理基礎でやっていきます。


2.力のあらわし方

力をあらわすには、

1.力の大きさ

2.力の向き

3.作用点(力がはたらく場所)

の3つを適切に示す必要があります。これらを力の3要素といいます。


力の3要素を示そうとすると、矢印を使うのがよさそうです。

力は「矢印」であらわす!

力の大きさ→矢印の長さ

力の向き →矢印の向き

作用点  →矢印の始点

とすればいいでしょう。覚えておこう。

3.力を伝えるには

力を伝えるにはどういたらいいでしょうか。さっき例では、(①ゴムボールに力を加え)ようとすると、ゴムボールに触れないといけません。(②重い荷物に力を加え)ようとすると荷物を持たないといけないし、(③ドアに力を加える)にはドアノブを握らないといけません。

このように、力を伝えるには、その物体に触れる必要があります

○ースベイダーのフォースはありえないのです(物体に触れていないから)。


ですが、世の中には触れていなくても伝わる力があります。

たとえば、磁石の力ですね。N極とS極は引き合いますね。

ここでクイズです。

磁石の力の他にも、触れていなくても伝わる力はあります。2つ考えてみましょう!

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→ A. 重力、電気の力(静電気力)